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KAKISHIBU 柿渋 2025

  • Tomi
  • 10月8日
  • 読了時間: 4分

みなさん、こんにちは。

Tomiです。


いかがお過ごしでしょうか??




私はこの夏、ベトナムに行ってみたり、筋トレを始めてみたり、娘とサーフィンデビューしたり、

いろいろと過活動な日々を過ごしていたのですが



今日は


柿の話を綴ります。






うちの庭には、柿の木があります。1本。


ですが、今までちゃんと剪定や手入れをしていなかったので

台風や雪などで枝が折れたりして、ほとんど実が成ることがありませんでした。


というより、折れている状態がデフォルトだったので

引っ越してきてから2年くらいは、柿の木だと気付かずに過ごしておりました。




ある年

秋に

オレンジの柿が、一個落ちていたことがあって。


カラスがどこからか持ってきたのかと思っていたら


柿の木だった。


というような次第です。





幸い(?)私は、あまり柿が好きではない。


食べられるけど、買ったことは人生で一度もない。


干し柿を作ってみたい!

と憧れて、お友達のお家から柿がもらえた時に作る。


作ったはいいが、残りがち。


私と柿の関係はそんな感じでした。







そして今年。


折れることなくスクスクと成長した柿の木に


わっさわっさと、実がなったのです。




その様子は、、、


実が重すぎて、しなった枝が地面に届く程。


(年に何回か剪定したり、摘果する必要があるみたい!)



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一本の枝に、10個近く実がついているところもあって


素人目に見ても、

木へのストレスすごいな〜と思ってしまう程です。




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ということで、柿渋作りにチャレンジしてみることにしました。


柿渋は、渋柿を発酵・熟成させてできた、茶色い液体です。


防腐・防水効果があるので、木材や布に染み込ませたり

染料として使ったり。


調べたら、10世紀頃から、漆の下塗り剤として使われているそう。すごい!






私は、何かを茶色く染めてみたい。

そして、何かを防水させてみたい。



イメージとしては


ちょっと雨に濡れたくらいでは中に水が沁みなくて安心なリュック。


とか


レインウェア着るほどではないけど、ってときに雨が防げるシャツ。


みたいな。






何でも作ってみたい病の私にとって

現代は何でもYouTubeにHow to動画があがっているから本当にありがたい!





早速、緑の柿を収穫しました。


最適なのは、渋が強い8月〜9月とのこと。


この時、枝ごと切り取って

剪定も兼ねているし、残った実に栄養がしっかり行くように、、、

という合理的な理由!




収穫したのは、ちょっと遅めの9月下旬。

なんか若干、黄色くなり始めてるけど、、、まぁ、いっか。




夏は暑くて、全くもって、畑や外の作業をやる気になれなかったので、しょうがない。。。


(お友達の農家さんが、畑は歳とってからでもできるから、今のうちにたくさんサーフィンしていいと思うよ!と言ってくれたので、畑を放置する罪悪感を感じずに、とにかく海に通った夏でした。)







緑の柿は、金槌で適当に叩いて割って、甕へ。


柿渋を漬けるのには、水道水じゃなくて、

雨水や湧き水などが良い

とのことでしたが

準備が全然ないので、水道水で。。。まぁ、いっか。




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このまま10日くらい、発酵させる。

毎日一回混ぜる。




ふむふむ。


なかなかシンプルな手順でありがたい。





発酵してくると、かなり強烈な匂いがするとのことで


小屋において様子を見ることに。






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次の日、ちょっとぷくぷく泡が出てきている!





そして、その次の日から見事に

3日間、存在を忘れて放置してしまい、、、


蓋を開けた瞬間、多分、違う!

発酵というよりこれは腐敗だ!




表面には、白く膜が張っていて、すごく臭い。




でも、柿渋の匂いが分からないから、これが合っているのか、失敗しているのか分からない!


とにかく臭い!



とりあえず、発酵期間が10日くらい、とのことだったので

もうちょっと放置してみることに。




小屋じゃなくて風除室とか、目につくところに置いておけば良かった〜




ネットで色々検索すると、私のと同じ感じで、白い膜が張っているのもあった。



う〜ん、どうなんだろ。。。







11日目、ついに絞ってボトリングします。


今日もすごい強烈なにおい。


でも、なんの躊躇もなく、素手で絞っちゃう自分もだいぶクレイジーだな。。。


とか考えながら、4リットルの、柿渋もどき、が完成。




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そして、なんと

ここから、熟成期間に入ります。


1〜2年だそうです。





成功か、失敗か、分かるのも、1年後。。。









そして、ふと、この柿は本当に渋柿なのだろうか、という疑問が。



何せ、食べたことがない。




渋柿か、甘柿か、見分ける方法は

形とボリューム

熟した時の切断面

食べて渋いか甘いか。。。



これは、もしかしたら、

今回私が作ったものが


ただの柿汁


という可能性もあるのか!?






とりあえず、第一弾の判定は、1ヶ月後くらい?

実が熟してから、これが甘いのか渋いのか、検証します。





そして、見事!渋柿だった場合は、

一年後に、このボトルの液体が、茶色く変色しているらしい。





たまにガス抜きをする、という解説もありましたが


たまにこの柿渋のことを思い出す日が来るのだろうか。。。








謎だらけの、柿渋作り。


忘れないように、ブログにメモしてみました。








いつも、最後まで読んでいただきありがとうございます。





次は、「塩をめぐる冒険 A wild salt chase」を書きたいと思っています!


では!



 
 
 

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